「雅樹…ありがとうね」
美咲が俺の隣に座りながら言う
何がだと聞くと
「雅樹と出会わなければ…私はまだ孤独で暗闇でいきてたと思うんだ…」
「だから…今度は私の番」
そう言うと
美咲は俺を真っ直ぐ見て
「雅樹は私が幸せにします。だから…私に雅樹の全てをください」
……、
あ…
え……ふっ
思わず笑っちまった。
あまりにも突然で
あまりにも可愛くて…
「もー!真剣に言ってるのに!」
美咲は怒っていた。
悪い悪い…
『美咲は可愛い嫁さんになるな…』
そう言ってキスをする
『美咲に出会った瞬間から、俺は美咲のもんだ』
そう言い、もう一度キスをしようとすると
「私も……雅樹に愛されてから、私も雅樹のもの…雅樹無しじゃ夜も眠れない」
美咲が言い終わると
俺も美咲も笑う。
そして、優しくキスをする。

