「もう!ワケわかんない!」 震えた声が、響いた。 「そっか。のん、あんたも…大変だったんだな。でも、 だからって親友を簡単に侮辱するのか?それは許されるのか? そりゃ、モテるのんの気持ちは知らないけどでも、」 優しい、さっきとは違う律子の声がした。 オーラなんか、怖いオーラなんて無かった。 「のんも…真中も。綾見だってあたしの親友だよ?だから、たまにはいってみたら? 楽になるよ。きっと。」 温もりのある、優しい声。