「綺麗事。大っ嫌いなの!やめてよォォ!」 と、私に思いっきり手を上げた。 「なッッ!!?い、いやぁ!!!!!」 目をつむった。 思いっきり、拳が当たるんだと思った。 「グッッ!?えっ!?」 でも、痛みなんて無い。 「ちょっと。あんた、こっち来い。」 「なっ!嫌!」 「来い。早く。口答えすんなよ。」 「は、はい。」 そして、目を開けると、殺気がスゴい律子。 手を握りしめていた。