「それ+1。綾見が、居るよ。」 と、何処からか計算ノートを取り出してキリッとかっこよく決めている律子。 「ね!あやみんいないじゃんかぁ!」 と、のんちゃんの頬っぺたをポンッと指で弾く真中ちゃん。 私は、なんにも言えなかった。 のんちゃんに、軽蔑されているんだ…って悲しくて。 ま…まあ、仕方ないよね。 でも…。 「え?内田さんだっけ?綾見って……。あたし、内田さんと仲良くないしさ。ね!」 悲しかったなぁそれには。