「えーっと。」 にがーい顔をした私の顔を覗く、律子。 「……綾見?」 と、言う。 なんか……いい嘘無いかなぁ! だって、律子と真野くん仲良しだから、 バレちゃうよ! 「…アーヤーミー!お客さんでも、来てるの?」 と、リビングの方から声がした。 そして、その声と足音が近づいてくる。 「?綾…ッッ!」 そこから、ヒョイッと出てきた真野くん。 律子を見ると、 顔を真っ青にした。