「アイリーンッ!!!」
「……ッ!」
ルトの放った魔法に向かってその男からも、大きな魔法が放たれる。
間に合って!!!
この魔法に当たったらルトは死んでしまう---
急いで手の平に魔力を込めた。
あまりにもずさんな、ここにいる誰よりも魔力量の違う魔法。
そんな魔法だけれど、それでもこのまま見ているだけではルトはあの男にやられてしまうのは目に見えているから力を使ったけれど…
これじゃぁ、全然ダメだ。
それでも何とかルトを助けたい一身の私は、投げつける場所を目で確認する。
「ルトーーーーーーっ!!!!!」
思いっきり火の魔力玉を投げつけ、あの男の放った魔法に向かっていく。
あんな魔法を消せるとは、到底思えない。
それでも…
祈る気持ちで自分の放った魔法を見た。



