「なっ」
「ギュィッ」
驚きに声を上げながら横でふと何か違和感を感じて、そちらへ視線を向ける。
そこで目にしたものに唖然と目を見開き、喉がひくついた。
ル、ルト?!
私の横にいたルトが、ライオンよりも一回り大きくなってそこにいたのだ。
まさかルトではない?
ううん でも…、
ルトの姿がそのまま大きくなっているその立ち姿は絶対に、見間違えるはずはない。
この子は…、
ルト---
始めてみるルトのその大きさにあっけに取られている私を本人は全く気にする事なく、黒いフードの男を睨みつけていた。
そして…
「ルトッ!」
黒いフードの男へと走りながら、ルトの身体全体が雷を帯びた魔力に包まれる。
バチバチバチッ---
そして黒いフードの男へと向かっていったルトの身体が、後1メートルで触れる…というところでルトの身体が弾かれた。
しかしすぐに地面へと足をつけてすぐにまた、その男へと向かって行ったルトは足を屈め高いジャンプをする。
凄い跳躍力---
始めて見る、ルトの膨大な魔力の放出とその動きに魅入ってしまった。
少量の魔法をたまに使うルトは見たことがあるけど、まさかこれ程の魔力があるなんて…



