「お前を早々に消しやろう」
ニヤリとフード下から、口元に弧を描いたのが分かった。
「ア、アイリーンッ!!!」
「えっ、きゃぁぁぁぁっ!!!」
すぐに気付いたのはダイだった。
私はダイの声に驚き視線をダイへと向けたところで、ダイが私を抱きかかえる。
その時、ダイが持っていたウサギがポイッと投げ出されたのが視界に入った。
しかしそれを見ている場合ではない。
突然の浮遊感に、ダイの身体を強く掴む。
「っ…?!」
「う…ぐっ」
ガガガガガガガガガガガガッ……………
すぐに地面へと転がった私とダイのそばには、何かが地面に落ちる大きな音と地響きが幾重にも聞こえてきた。
痛い…
地面に勢いよくぶつかった身体にムチ打って頭を上げていく。
先ほどまで私とダイの居た場所には無残にも、巨大なツララがその場にはたくさん突き刺さっていた。



