『アイリーン様ッ!』 ドーーーーーーーーンッ!!! 大きな爆音と同時に、焦った声を上げるシルビーの声と重なる。 「アイリーンッ!」 「きゃぁ?!」 な、何の音? 突然の地面を揺るがす程の爆音と強風に、両手で自分の顔を覆った。 それでも覆った顔の隙間や服から出ている部分に砂が当たり、凄く痛い。 口の中にも入って口内がざらつく。 一体、何があったの? 少し風が落ち着いてくると同時に私の心も幾分、和らいだ。 そして気付く。 あれ? 背に回っている温かい腕に、顔を上げて見ると…