「ダイ…、ごめんね。一緒の学校に行けなくて」
「あ…、別に」
「ダイ?」
「俺は来年から三年間、学校に通うけどアイリーンは六年も学校に通うんだよな?」
「あ、うん」
「ま、頑張れよっ」
そう笑顔を向けてきたダイの表情はどこかぎこちなく感じたのは気のせいなのかな?
魔法学校ではない普通の学校は、十歳になると通うのは一緒だけれど、通う年数が違う。
ダイが通う普通学校は三年で、魔法学校は六年だ。
「でもここから学校に通うから、会えなくなるって事はないんだよ?」
「魔法学校に通った奴らの殆ど、国や城に仕えるって聞いた事がある」
「あ…、そうなの?」
「アイリーンも卒業したら…、この村を出るんだろ?」
「…そんな事ない」
分からないけど…
でも、今のところ、父さんと母さんの傍を離れる気は全くない。



