闇黒竜 ~1000年の時を越えて~



「ダイ?」


「あのさ」


「ん?」



言いにくそうに口ごもったダイは視線を地面へと向ける。


そんなダイに何だろう?と首を傾げた私をもう一度、真剣な眼差しを向けたダイが思い切ったような…そんな感じで口を開いた。




「来年から魔法学校に通うって本当か?」


「あ、うん。そうだよ」



私の言葉にダイの瞳が揺らいだ。


そして横に顔を向けたダイが目を瞑り、そっか…と呟く。




「ダイ?」


「あ、いや…。まぁ、そうだよな。お前の髪の色と瞳の色を見れば魔法力が結構あるのは分かるし」


「………」



そして顔をゆっくりと私に向けてきたダイの顔は、酷く寂しげな顔をしていた。




この村の人口は少ない。


だから子供の数だってそんなに多くはないから、村に住む子供達とは全て顔見知りだし仲が凄く良い。



特に私と同じ年齢の子供はダイしかいないから余計、私が違う学校に通うのを寂しく感じてくれているのだろう。




私だってダイと一緒に学校に通えないの…、


凄く寂しいし---