「それより忙しかったってどうかしたの?」
風の精霊達に何かあったのだろうか?
『いえ、実は…』
私をチラッと言いにくそうに見たが、本来あまり気にしない性格のシルビーはすぐに続けて言葉を紡いだ。
何だろう?
首を傾げてしまう。
『数年前から自分の根城をを中心として暴れまわっていた闇黒竜がここの所、範囲を拡大しまして…。それを押さえるため、精霊界の皆で被害を最小限に抑えようと動いております』
「あん…、こくりゅうー」
今日はこれで二回目だ---
闇黒竜の名を聞くのは…
たしか1000千年前に暴れていたのも、闇黒竜。
もしかしてその竜が目覚めたの?
…ううん、違う別の竜だよね?
だってその竜は、その時シーリア様が倒したって話しだし…



