「キューーーッ」
「あ、待ってよルト。じゃ、ちょっと行って来る~」
「行ってらっしゃい。今日は豪華な夕食だから楽しみにしててね」
「もしかして父さん、町に買い物に行ってるの?」
「そうよ。もうそろそろ帰って来ると思うわ。だからあまり遅くならないでよ」
「うん、分かった。ご飯、楽しみにしてるね」
「気をつけるのよー。あ、髪の色、ちゃんと戻しておきなさい」
「はーーーいっ」
元気よく返事をした私は駆けるルトに続く為、ドアを閉めてからルトの背を追いかけた。
あぁ、気持ちがいい---
小高い丘へと続く道を走っている私は、緑溢れる風を吸い込み瞳を閉じる。
そして、髪色を銀から青へと変化させた。
ゆっくりと瞳を開け髪の毛を手に取って見る。
うん、母さんと同じ青色の髪に変わっている。



