「お前、どこの田舎者だよ?…ここ最近…、二、三年くらい前から闇黒竜が次々と村や町を襲い始めたのを知らないのか?」
「え?」
呆れたように言われ、今度は私が目を見開き驚く番だった。
闇黒竜が復活した?
なんで?
昔はシーリア様が闇黒竜を阻止して下さったのに今はもう、そのシーリア様はいない。
…それじゃあ一体誰が、闇黒竜の暴走を止めるの?
「その様子じゃ、本当に何も知らないんだな」
ジッと考え込んでいるとずっと私を見ていたのか覗き込むように私を見る、男の子と目があった。
「…うん。本当に闇黒竜が復活したのなら、これから私達は一体どうなるのかな?」
「まぁ、大丈夫だろ?…千年前は魔法なんて使えるやつはごく少数だったらしいが、今は違う」
「………」
「魔法を使えるやつなんてたくさんいるから、闇黒竜を止める事が出来る人間はたくさんいるだろ」
その答えにホッと息をついた。
良かった…
大丈夫なんだ---



