「あッ!!!」
「気付いたか…。まぁいい。…それよりお前は本当に闇黒竜とは関係ないんだよな?」
睨みつけるように見てくるその子は先程までウィル達と一緒にいた場所、講堂で魔法を使って話しかけていた子だ。
はっと見開きその子をジッと見た。
この子は…、まだ魔法を習っていないのに魔法を使えるんだ---
まぁ私だって魔法を習っていなくても使えるけど、でも…
普通の人は学校に通わなくちゃ使えないはず。
なのに…、
どうして?
「………、おい、聞いてんのか?」
「あ!ご、ごめん。なんだっけ?」
自分の世界に入り込んでしまった私は、その子の苛立った声に驚く。
そんな私の様子に暫しジッと見た後、思いっきり大きな溜息を吐かれた。



