闇黒竜 ~1000年の時を越えて~



「はぁぁぁー…」


思わず漏れ出た深いため息に、またため息が出てしまいそうになる。


いつの間にか姿形の見えなくなったウィル達に、また寂しさを覚えたけどこればっかりはしょうがないよね?



そう、自分に言い聞かせる。




さて、第324地区はどこだっけ?


目の前にある案内板に目をやった時だった---




「…おい」


私の近くで何やら声が聞こえてきた。


まぁ、いいや…と意識をまた案内板に向ける---




ポンッ…


ビクッと私の肩が大きく揺れた。



今のは私に声をかけてきたの?


叩かれた肩を強張らせながらそっと後ろを振り返った。