「ごめんね。忘れてないよ、ウィル。…もしかして怒ってる?」
「怒ってねぇし」
やっぱり怒ってるじゃん。
何で横に顔を向けるの?
不安げな顔でウィルを見ているとお姉さん気質のセシリーが、私達二人の間に入ってきてくれた。
「ほらウィル。てれないの」
「ん?てれる?」
「ちげーし。…じゃあな、アイリーン。………また」
「待ってよウィルッ!…じゃぁアイリーン、またね」
ウィルに続いて早足で歩き始めた二人の後姿に唖然としながらも、軽く手を振る。
行っちゃった…
寂しいなぁ。
…初めて村の人意外で出来た友達に嬉しかった私の胸は、今はポッカリ開いたように寂しく感じる。
それ程までにウィルとセシリーと友達になれた事が嬉しかったみたいだ。



