闇黒竜 ~1000年の時を越えて~



「ごめんね。忘れてないよ、ウィル。…もしかして怒ってる?」


「怒ってねぇし」



やっぱり怒ってるじゃん。




何で横に顔を向けるの?


不安げな顔でウィルを見ているとお姉さん気質のセシリーが、私達二人の間に入ってきてくれた。




「ほらウィル。てれないの」


「ん?てれる?」


「ちげーし。…じゃあな、アイリーン。………また」


「待ってよウィルッ!…じゃぁアイリーン、またね」



ウィルに続いて早足で歩き始めた二人の後姿に唖然としながらも、軽く手を振る。




行っちゃった…


寂しいなぁ。




…初めて村の人意外で出来た友達に嬉しかった私の胸は、今はポッカリ開いたように寂しく感じる。


それ程までにウィルとセシリーと友達になれた事が嬉しかったみたいだ。