「私達の魔法陣は8地区。アルトゥール城の近くに住んでいるの。アイリーンは?」
「あ、私は324地区。ノヴァって言う村なんだけど知ってる?」
「うーん、聞いた事はないけど…。その番号を聞く限り、ここから結構離れた所に住んでいるのは分かるよ」
「そうだね」
この国のお城を1地区と基準にして、近い順に割り振られている番号から見てみると一目瞭然。
セシリー達の住んでいる場所とは300地区以上も離れているもんね。
思わず納得したところで、セシリーはニコリと微笑んで手を振る。
「じゃぁ、来年からよろしくね」
「うん。こちらこそよろしくお願いします」
「アイリーン。俺の事、忘れてねぇ?」
どこか膨れっ面なな顔で私を見るウィルに思わず笑ってしまう。
そんな私を見て顔を真っ赤に染めたウィルにキョトンとしてしまった。
あれ?
そんなに怒ってるの?



