闇黒竜 ~1000年の時を越えて~



「同じだよ。そこって国中の至る所と行き来出来るよう、たくさんの魔法陣があるんだよね」


ここについて初めてその場所を見た時は、本当に驚いた。



村のシーリア様を奉っている小さな神殿にある魔法陣で、父さんと母さんに見送られた今朝。


辿り着いたそこは、『憩いの場』と言われている場所だった。




辺りを見渡せばすぐ目に付いたのは、何百もある魔法陣。


ヘタしたら千以上はあるんじゃないかな?


そこから多くの人達が、次々と姿を現した事にも驚いたけど---




今日、学校に来たほとんどの子供達もあそこから来たのだろう。


だって学校にいた子供達の殆どが皆、同じ道を歩いているんだもん。




私達は学校を出てレンガ道を暫く歩く。


すると今朝、素通りした時に見た活気のいい商店街が目に入る。


色々な商品が軒先に並べられていたりして凄く興味深い。


歩く道すがらに見える店内も、見たこともない商品が見えた。



うん。


来年、学校に入ったら商店街を散策しよう。



そんな事を思っているうちにいつの間に辿り着いた場所は、黄土色の煉瓦壁に囲まれたその中にある『憩いの場』。


かなりの広さを誇るその場所は多分、私の住んでいる村一つ分はすっぽり入る大きさであろう。




本当に…、凄い---