外から光が差し込んでいるのにも関わらず、室内は真っ暗闇となっている。
その室内の真ん中にあった舞台に眩しい光が差しこんだ。
そしてそこに年配の女性が立つ。
白髪交じりの髪を結ったその人の目には、チェーンの付いた眼鏡が装着されていて、かなり威厳ある雰囲気がその人を包み込んでいる。
この学校の校長、サンドラと言う名の校長先生だ---
校長先生が登場すると途端、先程まで感じていた鋭い視線が消える。
………ま、いっか。
今はあの校長先生に意識を向けよう。
「皆さん、こんにちは。ウィーンダリア魔法学校へようこそいらっしゃいました。皆さんがこの学校の敷地内に入る事が出来たのは、一定の基準の魔力を持っていると判断されたからです」
一定の基準…
と言う事は少量の魔力持ちではこの学校に入る事が出来ないのか…
「あなた方は十歳になる来年度より、この学校に入ってもらい…」
『オイ』
「六年間、この学校で自分の魔法力を磨き…」
『オイ…、そこのお前…』
んんっ?
思わず辺りを見回した。



