『何を言ってますか!貴女様はシーリア様ですよ』
『そーだよ、そーだよー』
『私は千年も生きてはいませんが、それでも私達の中でシーリア様の魂を脈々と感じ取る力が備わっています』
力強くそう言われては、…もう何も言えはしない。
ただ…
目立ちたくないから、そっと精霊達に離れるよう告げた。
するとすぐに集まってきた精霊達は『シーリア様のご命令とあらば…』
そう言ってすぐに私の前からいなくなる。
それでも名残惜しそうな顔でチラチラと私を見ながら帰るものだから、何だかとても悪い事をしたような気になって申し訳なく思ってしまった。
それでもやっぱり目立ちたくはないのよ。
ごめんね---
心の中で謝ってみる。
精霊達は噴水に戻っていったけど、視線は全て私を向いているような気がするのは………きっと気のせいなはず。
取り合えずみんな、私から離れてくれた---
ホッと一つ息をつく。
本当にこれって一体、何なのだろうか?
精霊に会うたび、皆が私をシーリア様と呼ぶのだ。



