「ちょっ、…あ………」
「どうしたの?」
「なんでもねぇ」
顔を逸らされた。
まぁ、いいや。
実は凄く心細かったんだけど、一緒に行ってくれる人が出来て良かった。
ホッとした時だった---
「ウィルッ!もぅー、どこに行ってたのよー」
「あ、わりぃ…」
突如、私達の間を割って入ってきたその女の子は腰に手を当てウィルに向かって怒り始めた。
そんな彼女にたじたじのウィルは困った顔をしながら、私の方をチラチラと見てくる。
これは私に助けを求めている…、のかな?
でも…
あまりの剣幕にまくし立てるその子が怖くて、間に入れそうにはないや。
ゴメンね…
そんな意味を込めて少し苦笑いしてみれば、そんな…と情けない顔をされてしまった。
私とウィルが水面下でそんなやり取りをしていると、その女の子が私に気付いたようで視線が私に向けられる。
そしてその子の瞳は、徐々に驚きに大きく見開き始めた。
ただジッと…、
私を見つめてくるその瞳の色はエメラルドグリーンで、好奇心旺盛なその瞳はクリクリとしていて綺麗だ。
でもそんなに驚く事かな?
思わず首を傾げてしまう。
そしてその子の可愛らしい唇が動いた。



