「………あっ」 擦れた声が私の口から漏れ出た。 そして… ドクンッ、ドクンッ--- 私の額が脈を打つ。 まるで生きているみたいに… 熱く感じる額の中に入ったその石は、まるで生きているようだ--- 不思議と安心するその熱に頬が緩む。 そして私の意思とは別に、眠くはないのに瞳がゆっくりと閉じられてゆく。 瞳が完全に閉じたと同時に視界から見えなくなったお兄さんに酷く寂しいと感じたけれど、その感情はすぐに消え失せていた。