………ルーファス---
目の前で繰り広げられている、ガイルと暗黒竜の攻防が一瞬ブレる。
今、見えているものと他の映像が二重に見えるのだ。
そしてその映像から聞えてきたのは、透き通るような声の持ち主がルーファス兄さんの名前を呼ぶ声だった。
その声はどこか切なさが混じっていて、聞いていた私の胸もギュッと締め付けられる。
何、これは?
その後、目の前の攻防とは別の映像が徐々にクリアになっていき、ついには別の映像の方が強く見えていった。
見えたその場所は…、
広大に広がる砂漠地帯だった---
この村とは全く異なるそこで、今現状のように闇黒竜が何かと戦っていた。
しかし闇黒竜の敵は、今、目の前で戦っているガイルではない。
何人かの人間達だ---



