「父さん」
「大丈夫か?」
「私は大丈夫…、でも…」
「………あぁ、ダイの事は残念だった」
「………」
「ダイの亡骸をこのままにしておきたくないのは分かるが、それよりもまずはここから離脱するのが先決だ。…このままだと私達も危うくなる」
その言葉にギュっと胸がわし捕まれたように苦しくなった。
ここにダイを置いて逃げなくてはいけないの?
ダイの亡骸へと視線を向けた。
イヤだ…
やっぱりダイをこのままにしてはおけない---
泣きそうな私の顔を見た父さんが目を細め、そして辛そうに顔を歪めながら首を振る。



