闇黒竜 ~1000年の時を越えて~



『こんな状況にしてしまってすまない』


「え?」


『俺は闇黒竜だ』


額から響くその言葉に、今だ私を見つめる闇黒竜を見て目を瞬いた。




「あ…んこく……りゅう?ルーファスお兄さんだよね?」


『あぁ。久しいなアイリーン』


「闇黒竜ってルーファスお兄さんだったの?」


『そうだ…。しかし今、その説明をする時間はない。言えるとすれば俺は今まで、この男に操られていたと言う事だけだ』


「…そんな」


闇黒竜がルーファスお兄さんだったなんて、そんな事いきなり言われても驚きすぎて言葉も出ない。


それにガイルに操られている?



どう言う事なの?


本当にわけが分からない。



だから色々と聞きたいのに、説明する時間がないと言われてしまっては何も言えるはずない。