「止めてーーーーーッ!!!」
喉が潰れそうな程、闇黒竜に向かって叫んだ。
悲痛なその叫びが届いたのか…?
闇黒竜の動きが止まった。
ッ?!
瞬間、私の額がカッと熱くなる。
熱ッ!
額に手を置くとかなり熱を持った額…、と言うより額に埋め込まれた石の熱さが伝わってきた。
いきなり…、なに?
突然の額の熱に闇黒竜の事など忘れてしまっていた私は、手の平に感じる額の熱に集中していた。
「………と、止まった」
「………?」
父さんの声に闇黒竜を見上げる。
口内には今だ燻る炎が見えているけど、それを村に向けようとする素振りが見られない事にコクン…と喉を鳴らせながら闇黒竜を見守った。
すると………、あれ?
闇黒竜と…目が…、合った?
…気がした。
闇黒竜からするとこんなに小さな私の事なんて殆ど見えていないはずなのに、まるで私だけを見ているかのように物凄い視線を感じたのだ。



