闇黒竜 ~1000年の時を越えて~



「ハッハハハハハハ…。人間とは何ともあっけないものよのぉ」


「貴様…」


父さんの低く唸る声にピタリと笑いを止め、口元をニイッと上げる。


そして持っていた剣を杖へと変化さ空へと向けた。




「闇黒竜よ…。この村を焼き払え」


ガイルから聞こえた言葉に目を見開いた。


この村を焼き払え?



そんな事をしては村にいる皆が死んでしまう。


ダイだけでなく、村のみんなまで殺そうとしているの?




「や、止めてッ!」


「クックククッ…、もう遅い。闇黒竜を見よ」



その言葉にバッと空を見上げると、闇黒竜が息を大きく吸い上げているのが見えた。


同時に闇黒竜の身体からは、魔力が一気に膨れ上がる。




さっきまでとは違う…


更に膨大な魔力にヒュッと息を飲んだ。