「ダイッ?!」
「アイリーン!!!」
動けない私の横に来て膝をついた父さんはチラッとダイを見た後、私を横に抱き上げた。
蒼白となり口や鼻から血を流しているダイの顔には、さっきまでの元気さがまるでない。
今だに止まらないダイの血はお腹と背中を魔法が貫通していた為、かなり大きな穴が開いていて…内臓がなにも見えなかった。
ヒドイ…
何でこんな事---
私を抱き上げた父さんの服をキュッと掴み唖然と亡骸となってしまったダイを見ていると、私の耳が何とも楽しそうな笑い声を捉えた。
「クッ、クククククッ…」
「………ッ!」
ガイルへと勢いよく顔を向け、キッと睨みつける。
それを見たガイルは更に愉快そうな笑いが口から漏れ出た。
人を殺しておいて…、
どうしてそんな態度が出来るのよ?



