「今度はなんなのよっ?」
「うわっ」
「それは我が泥で作ったもの。見ているだけではつまらぬであろうと思って作ってやったぞ。そこで楽しむがいい」
父さんの剣を軽々と受けながらガイルがそう言ってきたけど、こっちはもうパニックだ。
私とダイへ向かってくる泥人形の動きは鈍く、簡単にやっつけられそうだ。
でも大人程の背の高さの二倍はあって、ビクついて戸惑ってしまった。
気持ちが悪いーーーッ!
パシュッ---
取り合えず魔法を出そうとしたところで弓を射る音にダイを見ると、いつの間にか恐々としていた瞳が狩る時の強い瞳へと変化していてとても頼もしい。
ダイの矢に当たった泥人形は簡単に倒れた。
こんなに簡単に弓矢で倒れるもの?
そう思ったけどすぐにその答えは分かった。
シルビーが風魔法で弓矢に力を注いでいたようだ。
「やっりぃーーーーっ」
「ダイ、凄いね」
「だろー?」
一体がすぐに倒れた事に気を良くしたダイはその後、全ての泥人形へと矢を射った。



