「ありがとう、シルビー。おかげで助かったよ」
『いえ、アイリーン様。まだ、ホッとするには早いです。気を引き締めて』
「うん、分かってる」
ボソボソとダイに気付かれないようにシルビーに話しかけ、そして父さんとガイルの戦いに視線を向けた。
痛む頭は気になるけどそんな事、かまってる場合じゃないんだ。
父さん、頑張って---
祈るように手を組んだ。
ボコボコボコ…---
奇妙な音にハッと気付いた時には、私とダイを取り囲むように土の中から…と言うより土が徐々に変化していってるのが見えた。
単なる土の塊だったそれが人の形へと変化していき、そして体長二メートルもの泥人形が10体あっという間に出来上がる。



