ドガガガガガッ----
お互いの放った魔法がぶつかり、そして私の魔法が押し負けていく。
ダメだ…、
全然…、歯が立たないッ!
音をたてながら、私とダイへと向かってきた---
『アイリーン様ッ!』
「………いッ」
突き飛ばされた私の頭は地面に思いっきりぶつかり、一瞬目の前が眩んだ。
頭が痛い---
それでも何とか身体を起こすとすぐに目を開けた。
私の横ではダイも同じように、身体を丸めて頭を抱えているのが視界に入った。
それにしても…
…と、焼け焦げた前方にある大きな穴の開いている地面を見ながらゾクッと身体を震わせる。
ヤライばあちゃんの家を消し去る程の大きな穴を作ったガイルよりもはるかに大きな穴を作った闇黒竜のパワーはとんでもない事がこの穴で分かる。
まぁ、ガイルは本気で放ったわけではないのだろうけどそれでも…、凄い。
そんな私達が助かったのは風の魔法で飛ばしたシルビーのおかげだ。



