ガキンッ、ガキーーーーンッ---
剣と剣のぶつかる音にはっとした私は、目の前の攻防に目を見開いた。
いつの間にかガイルの持つ杖が、父さんの持つ長剣より長くどす黒い剣へと変化していたのだ。
そんな突然の変化など全く気にする事なく、素早い動きで父さんはガイルの剣を受け止める。
ガイルも父さんに全く劣る事のない、素早い動きで攻撃した。
「す、すげぇ」
呟くダイの声を横で聞きながら二人の激しい攻防を、食い入るように見ていた。
常人の動きではない二人の動きを私の目に捉えることが中々出来なくて、視線があちこちに彷徨ってしまう。
しかし…
徐々に二人の均等が崩されていってるのが、時間が経つにつれ気付いた。
父さんが押され始めたのだ---
軽々と父さんの剣を止めているガイルの動きは父さんの動きを上回っていっているのが私の目から見ても明らかとなり、不安に手を組む。
父さん、頑張って---



