「と、父さんーーーーッ!!!」
構えた剣の刃先をガイルに向けながら跳躍する父さんに、私は唖然とそれに魅入っていた。
ガイルに向かっていく、迫る剣刃。
父さんの動きはとても素早くてきっともう大丈夫………そう思いたかったけど、そんな父さんを見てもガイルは焦った様子も見せずに杖を前へと差し出した。
ピカッっと光った杖の先から出た炎が、父さんを襲う。
ガキーンッ---
危ないッ!
そう思ったけど父さんの動きもガイルに負けていなかった。
剣で魔法を弾き飛ばした父さんは、間近まで迫るガイルへとまた刃の切っ先を向ける。
凄い---
父さんが剣を使えるのは知っていた。
だってよく私に教えてくれたから---
でも、まさかこんなに凄いとは思わなかくて…
感動した私はこんな状況だと言うのに、涙で瞳がウルウルしてしまった。



