「アイリーン、俺が何とかするッ!」
そう言ったダイは持っていた弓をかまえる。
ダメ---
いくらコントロールが誰よりも優れているダイでも、ただの弓矢では闇黒竜は絶対に倒せない。
ううん、倒れる分けないよ---
ならばこの弓か矢に魔力を流せばいい…、のかもしれない?
そう思った私はこっそりダイのかまえる弓矢へと魔力を流し込んでみた。
「は?どうなってんだ?」
「………」
ダメだ…
溶けてしまった---
魔力の込められた武器もあるって聞いた事があったから、大丈夫だと思ったんだけど…、
木で作られている、この弓矢ではダメだったようだ。
「何でだ?」
不思議そうに自分の弓矢を見るダイに申し訳なく思い、思わず目を逸らす。



