今日はあいつの誕生日。
あいつは甘党だから、ケーキを作った。
「喜んでくれるといいな」
私は緊張しながら、一歩一歩足を進めた。

体育館裏にあいつを呼び出した。
「何?話って?」
とぼけたような顔で歩いてくるあいつ。
「あ、あのさ…今日あんた誕生日じゃん。だから、今日ケーキ作ってきたの。食べて。」
「おう!ありがとな!」

「あ、あ、あと…今日はあんたに伝えたいことがあって、ここに来てもらったんだけど…」
「友達やめよーか!」
「うん!」