…雨……
あの日も今日の様な雨が降っていた。

「おはよ!」
「…おはよう」
いつもと何も変わらない挨拶をして、学校まで一緒に行く。
君が隣に居るのが当たり前だと思ってた。この先もずっと。

バンッ
俺の前でトラックが止まった。
トラックの下からは赤いものが流れ出ていた。
「……」

俺はその日以来、雨の日になると思い出してしまう。あの日の出来事。そして、君と最後に交わした約束を…

「私達、これからも一緒に居ようね!」
「ああ」

もっと君と話したかったのに。
もっと君の事知りたかったのに。

神様はときに残酷だ。
こんなちっぽけな願い事さえ叶えてくれない。
君が居なくなった世界で俺は、これからも生きていかなければならない。