梓奈に元気付けられてからずっと考えていた。 灰夜から千香さんを奪ったのは私………。 灰夜を悲しませた…。 「灰夜……」 仕事中の灰夜に話しかける。 「どうしたの?」 いつものように優しい灰夜。 若頭なんて思えないほどの若さ…。 23歳なんて思えないよね…銀髪に青の瞳…。 童顔だし…。 「香菜のことまだ引きずってる?」 優しく笑い言う。 「そうじゃなくて…」