私が仕事をできるようになると灰夜との行動が多くなり、 早朝に灰夜と出かけ、深夜に灰夜と帰ってくる。 そんな生活リズムに、千香さんは耐えられなくなり灰夜に何も言わず出て行った。 私が千香さんから灰夜を奪い、灰夜から千香さんを奪った。 それでも灰夜は私を責めず、自分を責めた。 私の嫉妬のせいで二人の将来を踏み躙った。 だから私は―――――