アイドル様の秘密【上】




「!!きて…くれたんだ…」


その男子は飛沙が知ってる人だった。

「龍国くんが呼んだの…?来るよ。
誰だかわからなかったけどね。」


飛沙は冗談交じりに笑う。

「ありがとう。」

そう言って笑う優翔。

「どうして呼んだの?」


「……あのさ、転入初日は変なこと言ってごめん。」


「…え…ずっとそれ考えたの?」


「だって…俺、女の子の気持ちとか分かんねぇからさ…。
傷つけたってわからないし…だから…」


「ぷっ…あははっ!!」


「ろ、六条寺さん!?」



突然笑い出す飛沙を見て慌てる優翔。