アイドル様の秘密【上】


「あのなぁ…七果。そういうのは大きい声で言うもんじゃねぇんだよ。」

「えー…そうなのぉ…?ごめんね飛沙ちゃん。」

「馬鹿、謝る相手違うだろ。」

「じゃぁ誰?」

「クラスの皆に決まってんだろ。」

「えー…ごめんねみんな?」



そんなふたりの会話を見て笑う飛沙に梓奈は言った。

「行ってくれば?」