アイドル様の秘密【上】



「……ずっと…隠してた……の……?」


声が震える。


「別に……まだ早いと思っただけだよ。」


「灰夜はね、ずっと私の後をつけていたのよ。
だから一度だけ痛い目を合わせて帰ってもらったのよ。」



確かに…そんな時があった。

一度…私が小学校4年生の時………傷だらけで帰ってきた時があった。

――――――――――

「お兄ちゃんっ!どうしたの!?」

「なんでもないよ。」

灰夜はそういい笑顔で私を撫でた。