アイドル様の秘密【上】

飛沙はそう一人で考えていた。

「………な………………ずな………ひずな!!」

「……えっ!?」

梓奈に呼ばれ気づく。

「一人でボーとされたら困る。なんかあった?」

「え?や…なんでもないよ。」

折角出来た友達なんだ。私が守らなくちゃっ…。

今まで一人でいいって思ってた。
友達なんていなくても大丈夫。そう言い聞かせてきた。
だけど、周りのみんなが昨日見ていたテレビの話をしているのを一人聞いているとさ、
やっぱり私も欲しい。って段々思うようになってきた。

友達なんか作ってしまったら今まで私が考えていたことが無駄になってしまう。
そう怯えていたんだよ。
だけど、噂をされたら…我慢できなくて…。つい…。