アイドル様の秘密【上】

そう話していると担任が教室に入ってきた。

「転入生を紹介するー」

そう言われて入ってきたのは

(うっそ!!あれってDragon★coolじゃん!!)

(きゃー!!)

あちこちからそう聞こえる声。

「まさか…!!

アイドルが組に入ってることなんてあるわけ!?」

静かに言う飛沙。

「こんにちわ。龍国 優翔(りゅうごく ゆうと)です!

みなさん知ってるとおりだけど、アイドルです!!

だけど、内緒にしててね?」

優翔がそう言うと周りからは「はぁーぃ♥」という声が上がる。

担任はうんざりしたような顔を見せて次の自己紹介を待っていた。

「久龍 凍季也(くりゅう ときや)だ。よろしく。」

「はいはぁい!!龍煌麗 月祈(りゅうこうれい きせき)だよぉ!!

苗字が長いから月祈とかきーくん!!でもいいよ!!

これからよろしくねぇ~!!」

そういい三人は飛沙の周りに集まってきた。

「飛沙?」

梓奈はその様子を見て驚く。

「なんですか?」

飛沙は冷静に聞く。