アイドル様の秘密【上】

「こちらこそ。

感情は読み取ってないよ。ただ…

そんな感じだったからかな?」

飛沙は梓奈の手を取り言った。

梓奈は少し笑い言った。

「飛沙って呼んでもいいか?」

梓奈は言う。

「もちろん!」

「私も飛沙ちゃんって呼ぶー!!」

七果はそう言い手を挙げる。

「変わってねぇじゃん…」

「へへ。」

〝キーンコーンカーンコーン…〝

予鈴がなるとそれぞれが席に戻っていった。

飛沙達もそれぞれの席に戻った。

「良かったですね。」

元都が隣で言う。

「まぁね。これで転校生と仲良くできる。」

「飛沙さんが嘘ついていいんですか…?」

「嘘はついてないよ。

友達になりたいって思ったもん。それに…

梓奈達とはうまくやっていけそうだから。」