アイドル様の秘密【上】

「神塚…。

怒鳴っても意味ないでしょ。それに耳が痛い。

龍門咲組の人達が転校生なら見られなければいい話。

それに…私はそんな人たちと仲良くはしない。」

飛沙はそういった。

「飛沙さん!!しかしもし奴らが何か仕掛けてきたらっ…!」

「大丈夫。何かあったらいつものように連絡するから。

元都もついてるしさ。ね?」

「…わかりました。しかし、

危ないと思ったら無茶をしないでくださいね!?

飛沙さんはいつも無茶をしますから…」

「うん。わかった約束する。」

「下まで送らせてください。」

「そこまで警戒しなくても…ここがバレるわけないでしょ?」

「念のためですよ。」

神塚はそう言いついて行く。

「じゃぁね、行ってきます。」

「お気をつけて。お嬢」

神塚と周りの男が頭を下げて言った。

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「元。」

「なんすかお嬢。」

飛沙は隣に座っている元都に話しかけた。

「龍門咲組がいたとしての話ね。

やっぱり仲良くはする。

情報を奪うために。」

「危険なことはしないでくださいね。」

元都は笑い言う。

「わかってる。」