アイドル様の秘密【上】


「9時か……」


(もう帰っちゃうのかな…)


私たちの手はずっと繋がれたまま……。


「飛沙を帰さないといけないんだろうな…」


「……ぇ……」


〝ぎゅっ〝


途端に私の体は優翔の体に抱きしめられていた。


「ゆ、優翔…?」


「無理だわ…。」


「えっ…?」


優翔の息が耳に掛かる…。