〝チュンチュン……チチッ…〝 窓の外から聞こえる鳥の声と窓から差す太陽の光で目が覚める。 「ん………」 寝ちゃったんだ……。 鏡を見ると目が赤く腫れていた。 知らない間に私の心は優翔でいっぱいになってたんだ。 初めて思い知らされた別れという辛さを。 どうして私なんだろう……。 どうして私はこの家に生まれてしまったんだろう。 この家に生まれなければ優翔を思って別れるなんてこともなくて… ヤクザの娘だからって避けられることもなくて…… 人を疑って生きることもなかった……。