「おとなしくしててよね。あ、飛沙覚悟決めといてね。」 灰夜はそういいメガネを取った。 「えっ…?どういうこと??」 「これから行くところはたぶん。飛沙にとって辛いところだから…」 それから灰夜は一言も喋らなかった。 「若頭着きました。」 「おう。」 そう言って降りたところはある事務所。 「決めた?」 突然灰夜が話しかける。 「えっ…?」 「覚悟。決めてなかったから連れてきた意味もないし、車戻ってる?」