二人きりになった部屋は広く感じた。 「優翔……」 「……ごめん。俺のせいで飛沙が悲しい思いしてるって思ったら…このまま消えたほうがいいんじゃないかって…」 「馬鹿…っ!!優翔がいなきゃ私…」 「ごめん…」 〝ぎゅっ…〝 優翔の体温は暖かった。 「もういなくなんねぇよ…そばにいる。」